エアドッグとアトモスフィアの比較で性能とフィルター効果を検証

高性能空気清浄機として注目を集めるエアドッグとアトモスフィア。微粒子除去性能やランニングコストなど様々な角度から徹底比較しました。あなたの生活環境に最適な空気清浄機はどちらでしょうか?

エアドッグとアトモスフィアの比較

エアドッグとアトモスフィアの主な特徴
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エアドッグの特徴

0.0146μmの微粒子除去が可能なTPAフィルター搭載。フィルター洗浄可能でランニングコスト低減。

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アトモスフィアの特徴

327種類の不純物除去と2.4nmの微粒子を99.99%除去。サッカー場184倍相当の活性炭使用。

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選ぶポイント

部屋の広さ、重視する機能、ランニングコスト、使用環境に合わせて最適な機種を選定。

エアドッグの微粒子除去性能とフィルター構造

エアドッグは米国シリコンバレーで開発された高性能空気清浄機で、その最大の特徴は微細粒子の除去能力にあります。エアドッグは驚異的な「0.0146μm」サイズの微粒子を除去できる性能を持っており、これはウイルスの約1/6のサイズに相当します。一般的な空気清浄機が対応できない超微細粒子まで捕捉できる点が大きな強みです。

 

エアドッグが採用しているのは、米国特許技術の「TPAフィルター」と呼ばれる独自のフィルターシステムです。このフィルターは5層構造になっており、具体的には以下の層で構成されています:

  1. プレフィルター:大きなホコリや髪の毛などを捕捉
  2. イオン化ワイヤーフレーム:粒子を帯電させる
  3. 集塵フィルター:帯電した粒子を捕集
  4. オゾン除去フィルター:発生したオゾンを除去
  5. 活性炭フィルター:臭いを吸着

この電気集塵式のフィルター構造により、従来のHEPAフィルターとは異なるアプローチで空気清浄を実現しています。特筆すべきは、このフィルターが水洗い可能な点です。定期的に中性洗剤で洗浄することで、フィルター交換が不要となり、ランニングコストを大幅に抑えられます。

 

ただし、エアドッグには弱点も存在します。電気集塵式の特性上、強運転時には空気清浄機能が若干低下する傾向があります。一方で弱運転時は0.3μmレベルの微粒子をほぼ100%除去できるため、常時使用する場合は弱運転での使用が効果的です。

 

アトモスフィアの特徴と除去可能な不純物の種類

アトモスフィアは「世界No.1売上高」を誇る空気清浄機で、その最大の特徴は除去できる不純物の多さにあります。なんと327種類もの不純物を除去できる能力を持ち、これは旧型と比較して約3.5倍の性能向上を実現しています。

 

アトモスフィアの微粒子除去性能も非常に高く、2.4nm(0.0024μm)以上の粒子を99.99%以上除去できます。これはエアドッグの0.0146μmよりもさらに小さな粒子に対応しており、微細粒子除去という観点では優位性があります。規格基準の99.97%を上回る99.99%という除去率も特筆に値します。

 

アトモスフィアのもう一つの強みは、消臭能力の高さです。カーボン消臭フィルターには粒状活性炭を1,020g使用しており、その表面積はサッカー場面積の約184倍に相当します。この膨大な表面積により、強力な消臭効果を発揮します。

 

空気清浄のスピードも速く、CADR(クリーンエア供給率)は市場トップクラスの8.5㎥/分を実現。10畳の部屋であれば、わずか4分42秒で部屋全体の空気を送風できる計算になります。適用床面積は26畳と広範囲をカバーできるため、リビングなどの広い空間にも十分対応可能です。

 

アトモスフィアの旧型と現行型を比較すると、除去できる汚染物質数が94種類から327種類へ、除去可能な粒子サイズが9nmから2.4nmへ、CADRが7.1㎥/分から8.5㎥/分へと、あらゆる面で性能が向上しています。

 

エアドッグとアトモスフィアのランニングコスト比較

空気清浄機を選ぶ際、初期費用だけでなくランニングコストも重要な検討ポイントです。エアドッグとアトモスフィアでは、このランニングコストに大きな違いがあります。

 

エアドッグの最大の強みは、フィルター交換が不要である点です。TPAフィルターは水洗い可能で、定期的に中性洗剤で洗浄するだけでフィルターの性能を維持できます。一般的な空気清浄機では年に1〜2回のフィルター交換が必要で、その費用は数千円から1万円以上かかることもあります。エアドッグではこの費用が不要となるため、長期的に見ると大きなコスト削減になります。

 

エアドッグのランニングコストは基本的に電気代のみとなります。X5Dモデルの場合、弱運転時の消費電力は約8W、強運転時でも約110Wと比較的省エネ設計になっています。一日12時間使用した場合の月間電気代は、弱運転で約70円、強運転でも約950円程度と試算されています。

 

一方、アトモスフィアは高性能ながらもフィルター交換が必要です。アトモスフィアのフィルター寿命は使用環境にもよりますが、一般的に1〜2年程度とされています。交換用フィルターの価格は1セット約15,000円前後であり、年間換算すると7,500円〜15,000円のコストがかかる計算になります。

 

消費電力に関しては、アトモスフィアは標準モードで約25W、最大出力時で約140Wとなっています。一日12時間使用した場合の月間電気代は、標準モードで約215円、最大出力時で約1,200円程度と試算されます。

 

総合的なランニングコストを比較すると、エアドッグが明らかに優位です。特に長期間使用する予定がある場合や、コスト面を重視する方にはエアドッグがおすすめと言えるでしょう。ただし、アトモスフィアは除去できる不純物の種類や微粒子の大きさなど、性能面では優れている部分もあるため、初期コストとランニングコストのバランスを考慮して選ぶことが重要です。

 

エアドッグとアトモスフィアの適用床面積と使用環境

空気清浄機を選ぶ際、部屋の広さに合った適用床面積を持つ機種を選ぶことが重要です。エアドッグとアトモスフィアでは、この点にも違いがあります。

 

エアドッグX5Dの場合、推奨適用床面積は24畳、最大では43畳までカバーできるスペックを持っています。これは一般的な戸建て住宅のリビングダイニングや、小規模オフィスなどの広めの空間に適しています。また、エアドッグのラインナップには省スペースモデルのX3Dもあり、こちらは比較的小さめの部屋向けとなっています。

 

一方、アトモスフィア スカイの適用床面積は26畳とされています。これはエアドッグX5Dの推奨面積とほぼ同等で、広めのリビングや事務所などに適しています。CADRが8.5㎥/分と高いため、10畳の部屋であれば約4分42秒で空気を循環させることができます。

 

使用環境による選び方も重要なポイントです。エアドッグは以下のような環境・ユーザーに特に適しています:

  • 小さな子どもやペットがいる家庭(微細粒子除去性能が高いため)
  • アレルギー体質の方(ハウスダストや花粉などのアレルゲン除去に効果的)
  • 高気密住宅にお住まいの方(CO2センサーで換気のタイミングを知らせる機能あり)
  • ランニングコストを抑えたい方(フィルター交換不要)
  • 空気の汚れを数値で確認したい方(AQI表示機能あり)

一方、アトモスフィアは以下のような環境・ユーザーに向いています:

  • 消臭効果を重視する方(大量の活性炭による高い消臭性能)
  • 多種多様な不純物除去を求める方(327種類の不純物除去)
  • 超微細粒子まで除去したい方(2.4nmの粒子まで対応)
  • 広い空間を素早く清浄したい方(高いCADR値)

住環境や家族構成、健康状態などを考慮して、自分のライフスタイルに合った機種を選ぶことが大切です。

 

エアドッグの電気集塵式とアトモスフィアのフィルター方式の違い

空気清浄機の性能を左右する重要な要素として、フィルター方式があります。エアドッグとアトモスフィアでは、この点で大きく異なるアプローチを採用しています。

 

エアドッグが採用しているのは「電気集塵式」と呼ばれる方式です。この方式では、まず空気中の粒子をイオン化して帯電させ、その後、電極に引き寄せて捕集します。エアドッグ独自のTPAフィルターは、この電気集塵の原理を応用した5層構造のフィルターシステムです。

 

電気集塵式の最大のメリットは、フィルターが目詰まりしにくく、水洗いによるメンテナンスが可能な点です。これにより、フィルター交換のコストを削減できます。また、非常に微細な粒子(0.0146μm)まで捕集できる高い性能も特徴です。

 

ただし、電気集塵式には弱点もあります。強運転時には空気清浄機能が若干低下する傾向があり、また微量のオゾンが発生する可能性があります(エアドッグではオゾン除去フィルターを搭載して対策)。さらに、ガス状の汚染物質の除去には別途活性炭フィルターなどが必要になります。

 

一方、アトモスフィアは従来のフィルター方式を高度に発展させたシステムを採用しています。特に注目すべきは、2.4nm(0.0024μm)という超微細粒子まで99.99%除去できる高性能フィルターです。これはエアドッグの0.0146μmよりもさらに小さなサイズの粒子に対応しています。

 

アトモスフィアの消臭能力も特筆すべき点で、1,020gもの粒状活性炭を使用したカーボン消臭フィルターにより、強力な消臭効果を発揮します。この活性炭の表面積はサッカー場面積の約184倍に相当し、様々な臭い成分を効果的に吸着します。

 

フィルター方式の違いによる実用面での差異としては、メンテナンス方法とランニングコストが挙げられます。エアドッグは水洗いによるメンテナンスで済むため手間とコストを抑えられますが、アトモスフィアは定期的なフィルター交換が必要になります。ただし、アトモスフィアは327種類もの不純物を除去できる総合的な性能を持っています。

 

両者のフィルター方式には一長一短があり、どちらが優れているかは一概に言えません。自分のライフスタイルや重視するポイント(ランニングコスト、除去できる物質の種類、メンテナンスの手間など)に合わせて選ぶことが重要です。

 

空気清浄機の選び方として、アレルギーや喘息などの呼吸器系疾患をお持ちの方は微粒子除去性能を、ペットや料理の臭いが気になる方は消臭性能を重視するなど、個々の生活環境に合わせた選択が望ましいでしょう。

 

また、最近の研究では室内の空気質が健康や集中力に与える影響が注目されており、特に在宅勤務やオンライン授業が増えた現代では、空気清浄機の重要性がさらに高まっています。エアドッグとアトモスフィアはどちらも高性能な空気清浄機であり、適切に選べば室内環境の大幅な改善が期待できます。